セクションを分けて奥付を作成
巻末に本文とは異なる(ページ番号のない)ページの作成
書籍や各種冊子類の巻末に、題名、著者名、発行日、印刷所などを記載したものを奥付(おくづけ)と呼びます。奥付のページには通常、ページ番号を振らないので新たなセクションを作って奥付を作成する方法を解説します。
-
セクションの作成
最終ページ・文末にカーソルを入れて、「ページレイアウト」タブ>「ページ設定」グループ>「区切り」>「次のページから開始」をクリックします。
-
ページ番号を削除
最終ページの後に更に1ページ空白ページが挿入されます。ページ番号は「1」となっています。このページ番号を削除するため「挿入」タブ>「ヘッダーとフッター」グループ>「フッター」>「フッターの編集」をクリックします。
セクションの表示「フッター -セクション 3-」と「前と同じ」が表示されました。「デザイン」タブ>「ナビゲーション」グループ>「前と同じヘッダー/フッター」をクリックします。「前と同じ」の表示が消えたことを確認し、ページ番号「1」を選択し[Delete]ボタンを押して削除します。
-
テキストボックスを作成
「挿入」タブ>「テキスト」グループ>「テキストボックス」>「横書きテキストボックスの描画」をクリックします。
カーソルが「十字」に変わりました。およそ90mm×45mm程度の長方形を描画します。(後から簡単に変更できるので大ざっぱでかまいません)
-
テキストの入力、書式設定
テキストボックス内に題名、著者など記載したい内容をを入力します。フォント、サイズなどを設定します。ここでは、題名を「MS明朝・15pt・中央揃え」、以下を「MS明朝・10pt」としました。下図の様に「Tab」を使うと左揃えなどがしやすくなります。
行間隔やインデントなどを「段落」ダイアログで行います。題名を除いたテキストを選択し、「ホーム」タブ>「段落」グループの右下の四角をクリックします。
下図の様に設定します。奥付テキストの字数や行数に合わせて設定してください。続いて「タブ設定」ボタンをクリックします。
「タブとリーダー」ダイアログが開きます。「タブ位置」を「8」と入力し「設定」ボタンをクリック、続いて「OK」ボタンもクリックします。
バランスを見ながら上記の設定やテキストボックスの大きさを再調整するなどしてください。以上で奥付の作成は終了です。
他にも「索引」、「資料」など巻末に本文とは異なるフォーマット(ここではページ番号がない)のページを作りたい場合は「セクション 3」内に作ることができます。
-
完成イメージ