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ルビ(フリガナ)を使用しても行間がずれない本文設定
(ワードで本を作る/応用編)

ルビを使用するは、予めルビの使用を前提とした紙面設計が必要です。

ルビの使用を考慮せずに作成した本文にルビを振ると、下図のようにルビを振った行だけ行間が開いてしまい非常に体裁の悪い紙面となってしまいます。こうした現象を防ぐためには、予めルビの使用を前提とした紙面設計が必要になります。ルビを使う冊子作りのための「本文書式」、「ページ設定」などを解説します。

行間がずれないルビ-1

 

ルビの作成と設定

ルビの作成自体はとても簡単です。ルビを振りたい「親文字」を選択して、「ホーム」タブ>「フォント」グループ>「ルビ」をクリックします。「ルビ」ダイアログが開きます。下図は初期設定のままですが、念のため確認を行い「OK」ボタンをクリックすればルビが作成できます。

ルビの作成-1

 

・「ルビ」…自動入力されますが、このフィールドに入力し変更することができます。

・「フォント」…初期設定は親文字と同じフォント。

・「オフセット」…親文字とルビの間隔。

・「サイズ」…初期設定は親文字の半分。

・「配置」…下図を参照。

ルビの作成-2

 

ずれない行間のための本文スタイルの設定とページ設定

  1. 本文用スタイルの登録(変更)

    ここでは「MS Wordで本を作る-1 」で登録したスタイルに対して変更を行う方法で解説を致します。
    「ホーム」タブ>「スタイル」グループ内の本文用スタイル「自分史-本文」を右クリックして「変更」を選択し、「スタイルの変更」ダイアログから「段落」を選択します。

    行間がずれないルビ-2

     

    「段落」ダイアログの「インデントと行間隔」タブ>「間隔」で「行間:固定値・間隔:24pt」とし「OK」ボタンをクリックしてスタイルの変更は終了です。
    間隔(最少値)の目安は「親文字のフォントサイズ×2+2〜3pt」です。ここでは、親文字が11ptなので、
    「11pt×2+2pt=24pt」としました。

    行間がずれないルビ-3

     

  2. ページ設定

    ページ設定においても「MS Wordで本を作る-2」での設定に変更を行うかたちで解説を致します。「ページレイアウト」タブ>「ページ設定」グループ右下の四角をクリックし「ページ設定」ダイアログを開きます。 「文字数と行数」タブ>「行数」を「行数:13」・「行送り:24pt」とします。

    行間がずれないルビ-4

    続いて「余白」タブで左右の余白を「18.9mm」とします。左右余白の算出方法は次の通りです。

    (用紙の左右幅ー行送り×行数)÷2

     

    この解説での数値を当てはめると、24pt×13=312pt。ミリに換算すると「110.1mm」です。
    (148−110.1)÷2=18.95mm となります。

    行間がずれないルビ-5

    ※「行数」、「行送り」、「左右余白」は連動しています。余白をの数値を入力後に「文字数と行数」タブに戻って最初に入力した値が変わっていないかを確認してください。
    余白を「19mm」と入力した場合、行数が「12」に変わってしまいました。そうした場合は、余白の数値を0.1刻みで変えてみてください。

  3. 完成

    下図が設定が完了した紙面です。

    行間がずれないルビ-6

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